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原島税理士事務所
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お役立ちコラム 第9回

税務調査における調査官の眼 その5

毎月の試算表を作成していないと、いざ決算という時に、

黒字だと税金がたいへんだからといって、

経費の水増し・架空人件費の計上・期末棚卸の削除・売り上げの繰り延べ・

役員給与の期中増加・外注費の水増し等いろいろ考えるのですが、

すべて調査官はお見透しです。

 

架空経費の場合は決算期を過ぎているため、

預金から引き出しができず、社長からの借入金で賄うことしかできません。

ですから、期末に社長の借入金が増加している場合には、

架空経費が疑われます。

逆に赤字の場合には、銀行からの融資を心配して、何とか黒字にしようと、

棚卸の上積み・経費の繰り延べ・架空売り上げの計上等これまた、

いろいろ考えるのですが、これは仮装経理(粉飾決算)と言って、

法律違反になります。

 

また、仮装経理による上積み分は5年間で経費にすることになっております。

翌期にまとめて戻すことは禁じられています。

決算時にあわてても、間に合わないことが多々あります。

慌てないためにも月々の試算表を作成して、数字に基づく正しい分析を

行うことが必要不可欠です。

 

また、半期で決算予測表を作成して、今季の決算の予測を立て、

赤字になりそうな場合には残りの半期で営業に力を入れ、

仕入を抑え在庫を減らす方向に持っていき、黒字決算にすべき努力が

必要です。

逆に黒字になりそうな場合には、節税対策を検討し、

余分な税金を支払いないで済む方法を探します。

売上が、伸びている場合には、仕入が増え、在庫が増加傾向になります。

その分資金が不足がちになり、銀行からの融資が必要になります。

これは薄利多売の落とし穴と言います。

この落とし穴からの脱却するためには、仕入の見直し・支払いサイト

及び売り上げサイトの検討・徹底した在庫管理が必要です。

 

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