足立区千住の地で開業して23年、地域の税理士が中小企業をサポートします

原島税理士事務所
会計、不動産、相続の諸問題に強い足立区の税理士事務所 お問い合わせは電話03-3879-8832、またはお問い合わせフォームから

お役立ちコラム 第5回

税務調査における調査官の眼 その1

最近の税務調査は、変化してきています。何が変化してきているかといえば、税務署内での調査方法が変わったということです。以前は、統括官の指揮のもと、担当官が調査に出向き、調査報告書を統括官に承諾をもらうという方法でしたが、現在は、調査に行く先も副署長の承諾を取り、調査内容の検討も、副署長が検討し、承諾がなければ通らなくなっております。しかるに以前はお土産などと称して、一件税務否認項目があれば調査はそこで終結という具合になっておりましたが、現在は税務否認項目があったら、それはそれで次はと、却って調査の終結が遠ざかってしまう傾向にあります。それだけ調査が厳しくなっているということです。

そこで、税務調査を受ける側の対応策としては、まず、一発で否認されるようなことがないようにしておかなければなりません。それは売り上げの削除、経費の架空計上、意図的な棚卸の計上漏れ等(脱税行為)、だれが見ても言い逃れようのない会計処理です。この場合、税理士としては反論などはできよう筈もありません。税務署とやり取りできるのは税法条文の解釈の違い等、税務上是認、否認どちらともとらえることができる場合であります。最近実際にあった話ですけれど、若い女性の調査官(事務官)から調査依頼の連絡があり、あたかもその女性の調査官が調査にあたるかのような連絡でした。調査当日には統括官がその女性調査官を連れて現れました。その女性調査官は領収書をペラペラめくっているだけで、実質は統括官が夢中で調べていました。こちらといたしましてはそんな疑われるようなことは何もありませんので、黙って成り行きを見ていました。こちらの主張としては、得意先が1件しかないのだから1日で十分でしょうと言いました。当初は2日間調査をすると意気込んでおりましたが、書類の中身を調査し終えると、結局1日で終了となりました。

この件を見ましても、近年の調査傾向は、タレこみによる調査が増えてきております。通常3年から5年位で調査に来るのですが、調査の際、売上、仕入等から見ていくのが普通なのですが、外注費、交際費等から調査に入ったら、まずタレこみでしょう。タレこむ人は同業者、従業員、仕入先等まさに周りにいる人です。例え会社が、儲かっていても、あまり景気のいい話はしないに限ります。

 

当事務所の資料請求
当事務所の資料請求はこちら
無料セミナー 社長のための決算書の読み方と活用法セミナー お申し込みはこちら
アンケートに答えてわかる「無料」社長の経営力診断
決算診断はこちら
相続税額簡易計算 相続税の概算結果をメールでお知らせします
当事務所が推薦する会計ソフト「iCompass」「記帳くん」
つぶやき@会計事務所(ブログ)
リンク集
プライバシーポリシー | Cookie ポリシー | サイトマップ
Copyright(C)2011 原島税理士事務所 All rights reserved.